昔話と劇

「オオカミと七匹の子やぎ」から考える親子の絆と物語体験 〜現場実践と独自考察・失敗例と工夫も紹介〜

「怖い話は子どもに良くないのでは?」 「劇あそびって、ただの遊びじゃないの?」 そんな声を聞くたびに、私は思います。 ――いいえ、物語には、子どもの心を育てる力があります。本記事では、昔話『オオカミと七匹の子やぎ』を題材に、 親子の絆や子ど...
昔話と劇

語りから始める「ジャックと豆の木」劇あそび|保育園・幼稚園でできる台本付き実践ガイド

この記事は、「ジャックと豆の木」の物語を使って劇あそびを進めたい保育者のために、すぐに使える台本と練習スケジュールをまとめた実践ガイドです。 ナレーター中心の構成で、セリフが少ない子も安心して参加できるよう工夫しています。 配役、進行、振り...
昔話と劇

昔話と人形劇で育む「共に生きる力」──保育現場から学ぶ『ねずみのすもう』の実践と効果

はじめに|昔話は心に火をともす“見えない先生”現代の保育現場では、デジタル教材や映像遊びがあふれています。 しかし、温度のある言葉で語られる昔話ほど、子どもの心を動かすものはありません。私が長年語りの現場で感じてきたのは、「声だけで十分、子...
昔話と劇

昔話『三びきのこぶた』は、子どもの心を育てる“生きた教材” 語りから劇あそびへ(台本付き)──家庭でもできる心の育て方

昔話『三びきのこぶた』は、子どもの心を動かす“生きた教材”です。 ページを読んで聞かせるだけでなく、語るように声で伝えると、子どもたちは物語の世界に自然と引き込まれます。登場人物の気持ちを想像し、自分に置き換えて考え、行動を予測する。──そ...
昔話と劇

手袋の中のぬくもり 〜語り・人形劇・人間劇で育む、子どもの心の成長〜

絵本で育つ生きる力

絵本『スイミー』から学ぶ子どもの成長力:違いを受け入れ、協力する心を育てる語りの実践と家庭教育のヒント

はじめに:語りは“問い”を灯す営み私が『スイミー』を教室で初めて読んだのは、新任教師として日々試行錯誤していた頃でした。最初は、絵本なんて小さな子ども向けの読み物だろうと思っていました。しかし実際に読み聞かせてみると、子どもたちは息をひそめ...
アンデルセン童話を教育に取り入れる

「悲しみ」を通して育つ子どもの心|アンデルセン童話から学ぶ親子の読み解き体験

はじめに:なぜアンデルセン童話は「悲しい」のか童話と聞くと、多くの人は「夢」や「希望」が詰まった明るい物語を思い浮かべるかもしれません。しかし、アンデルセン童話には心を締めつけるような“悲しみ”が漂っています。『人魚姫』『マッチ売りの少女』...
グリム童話を教育に取り入れる

誰でもできる!『ブレーメンの音楽隊』劇化ガイド

はじめに「劇なんて難しそう…」「うちの子は人前が苦手だから無理かも」 そんな不安を抱える親御さんや先生にこそ、ぜひ一度『ブレーメンの音楽隊』劇を試してほしいと思います。 私自身、子ども達との家族劇、そして教室での実践を繰り返す中で、「できる...
グリム童話を教育に取り入れる

白雪姫を劇にする方法|子どもの心と表現力を育てる演劇指導の実践ガイド

「やってみたいけれど、本当にできるのか不安で…」——そう話す先生や保護者の声を、これまで何度も聞いてきました。私にとっても、子どもたちと初めて『白雪姫』の舞台をつくった日の記憶は今でも鮮明です。教室の片隅で声を出すのをためらう子、練習中に悔...
グリム童話を教育に取り入れる

グリム童話はこわくない|子どもの心を育てる“生きた教材”

「グリム童話って、ちょっと怖いですよね」 そう言われることが、教育現場ではよくあります。 赤ずきんがオオカミに食べられたり、ヘンゼルとグレーテルが魔女に捕まったり—— 確かに、現代の絵本に比べると、グリム童話には“怖さ”や“残酷さ”が描かれ...