デンマーク アンデルセン子ども時代の家が素敵だった!

アンデルセンが2歳から13歳まで暮らした家が復元されて残っています。フューン島のオーデンセという小さい街に足を踏み入れると、一瞬にして100年以上前の国に来たような不思議な感じになります。くすんだ赤い屋根の小さい家が肩を並べて建っている。整然とではなく、少し斜めになっていたり、隣の家が引っ込んでいたり、外壁の窪みの所に低い木か草が植えられていたり・・・。子どもがおもちゃの家をきままに並べたように建っている。建っているというより置かれているという言い方が似合う。不揃いな並び方がかわいい!メルヘンの国に迷い込んだアリスの気分になってくる。

アンデルセンが生まれ育った町。オーデンセはヒューン島中心部にあるデンマーク王国第三の都市

コペンハーゲンから鉄道で約1時間半、世界の童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンが生まれ育った町です。人口は約19万人。ヒューン島の政治、経済、文化の中心。オーデンセの地名は北欧神話オーディンに因んでいる。

オーデンセを代表する建物は、聖クヌート大聖堂である。美しく荘厳なキリスト教建築として有名。大聖堂の庭に建っているアンデルセン像はとにかく大きい。一時はデンマーク王国の首都になったほどだから歴史的建物や街並みはほんとうに美しい。

豊かな自然と美しい街並み、歴史と大自然が子ども時代のアンデルセンを育てた。世界的童話作家アンデルセンが育ったのもおおいに納得できる。アンデルセンの生家はアンデルセン博物館の中にあり、今、そこにアンデルセンが生きているような不思議がある。

お伽の国デンマークの夢のようなオーデンセにアンデルセンを尋ねる旅をしよう。

アンデルセンの生家は意外に小さい。

アンデルセンの生家はどこにあるのだろう。案内板が出ているわけでもない。困ったら石畳の道に靴跡があるから着いていってみよう。いくつか道を曲がると黄色い壁の小さな家が見える。そこがアンデルセンの生家だ。思っていたより小さい。石の階段を二つ踏んで家に入る。

天井が低い。窓辺の小さいテーブルの上に靴の型、釘、トンカチなど靴職人の道具が置かれている。お父さんがここで靴を作っていたのだ。テーブルの傍らには背もたれの高い木製の椅子。部屋にベッドが置いてある。黒光する木枠で囲まれるようなったベッドが意外に短い。背の高い人なら足を折り曲げて寝るしかない。

いかにも貧しい靴職人の家だ。椅子に座ってはいけないとか道具にさわってはいけないと書いたものが無いので触ってもいいかもしれない。黒光りする靴の木型も道具も重い。まるで本物のように感じてしまう。ここでアンデルセンの感性が養われたのだ。すごいなあ・・・。

庭にはマントを広げたアンデルセン像。側に座れる

アンデルセン博物館の庭にアンデルセンがベンチに腰掛けている銅像があります。マントをたっぷり広げて脚を組み微笑みを浮かべて座っている。アンデルセンとツーショット撮りたい方には絶対おすすめのベンチ。私は、自作の絵本「おやゆび姫」を対話式で読み聞かせした。

アンデルセンに聞いてもらいたい絵本や童話があるなら、隣に座って読んでみてはいかがでしょうか。きっと生涯の思い出になると思います。銅像なのでお尻が痛くなるし冬は冷たいので御用心されてください。

 

 

 

 

 

 

靴跡にしっかり乗って歩いてみると

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