コペンハーゲンをうろうろしてお腹が空いた。ちょっと休みたい。あ、あんなところにマックが!オシャレな店構えの2階にお馴染みのマックのマーク。なんとなくほっとした気分で2階への階段を登った。フロアのセンターに積み木のような階段状のベンチがある。椅子もテーブルも木製。厚い板のテーブルには木の節目がついている。椅子も木製。
デンマークのマックは高級レストラン?
デンマークのマックは日本のそれとちょっと違う。子どもが走り回ったり、大声で喋る人は誰もいない。身なりもきちんとしている。しーんとしているので落ち着かない。マックに座ってコーヒー飲んで次はどこへ行こうかなどと気楽にしゃべろうと思ったのでちょっと困った。水は有料なのでコーヒーばかり飲んだ。お金を出すなら水よりコーヒーなんてみみっちい気持ちが働いてね。
静かな空間に私たちの日本語が響き渡るような気がして、声を潜めてコソコソ話してしまう。日本のマックと違うね。コーヒーも100円じゃないから気軽にお代わりを買えない。ビッグマックとコーヒーを頼むと日本円で1,500円くらいはあっという間に消えてしまうから御用心。
コーヒー好きの私、ひええ、マックなのにこの値段?高級レストランか都心のホテル並のお値段に怯んだが、やはり、もういっぱい買ってしまった。おいしいかというとそうでもない。ふつうよふつう。日本のコンビニコーヒーは安くて美味しい。
ここはデンマーク、日本のコンビニコーヒーの話をしても埒があかない。デンマークのコペンハーゲンのマックに行ったことが大事なのよねと思うことにした。
バンズにはさんである具材は大きくて分厚かった。味は、デンマーク風なのかスパイスがふんだんにかかっていた。大きさは大きい。ビッグなど頼もうものなら子どもの頭ほどの大きさが頼もしい。がんばって買って食べてみたが、なかなか食べ終わらなかった。
トイレはびびった。男子も女子も区別なしで・・・
トイレに入った。いえ、入ろうとして慌てて飛び出してきた。あ、まちがえた、男性トイレに入ってしまった。トイレの外に廊下みたいのがあって待っている人が椅子に座っている。男性も女性もばらばらと座っている。一緒に行ったAさんも男性トイレから出てきて困った顔で立っている。
「わたし、間違えたかしら。男性トイレに入ったみたい。男性が用足ししているのよね」「男用にも女性がいるんですよね。間違えたらしくて」日本人二人は、どうしていいかわからない。日本語でぼそぼそ話していたら、どちらでもOKですよとにこやかに親切に教えてくれた人がいた。
女子マークがついた方にあらためて入り直したが、落ち着かなかった。旅に出たらトイレは大事だ。外国についたらトイレは要チェック。外国ではトイレ習慣が異なるから気をつけなくてはならない。デンマークのトイレはおおむね綺麗だが男女が同じトイレというところがけっこうある。
コペンハーゲンの高級マックはすてきだったがトイレはちょっと・・・。レストランに入るときはまずトイレが男女別かどうかを確かめておくといい。なるべくトイレを使わないのがいいけれど、そうもいかないですからね。
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