デンマークに行くとアンデルセン像があちこちに立っています。高さが4、5メートルもあるの、実物大のもあります。真面目そうな背筋を伸ばしてまっすぐ立っていたり、子供が足元にからみついているのや、手には本を持ち、顔を左に向けて座っているのはチボリ公園を見ています。生まれ故郷オーデンセアンデルセン博物館には今にも動き出しそうな銅像があります。アンデルセン童話の主人公達が、人の丈の二倍くらいありそうな姿で道の真ん中に立っていたりするのでびっくりさせられます。ふいに出会えるのを楽しみに歩くのがオススメです。
アンデルセン博物館にはいろいろなアンデルセン像に会える!
オーデンセのアンデルセン博物館にあります。シルクハットのアンデルセンが長いマントの裾を広げて座っています。アンデルセンの左側に座ってアンデルセンとお話ししてください。最高のアンデルセン体験をおすすめします!
子供達にお話を語るアンデルセン。右側の子供は、アンデルセンの膝に腕を預けています。アンデルセンは左側の少女の肩を抱き寄せています。やさしさ、温もりのある声が聞こえてきそうです。銅像だとは思えないほどリアルな感じです。
座っているアンデルセン 左手に本を持っています。
立っているアンデルセン。左手にシルクハットを持っています。アンデルセンお気に入りの黒いシルクハットです。
アンデルセン博物館の前にマッチ売りの少が腰を下ろしています。方に羽織ったショール、靴をはいていません。いかにも寒そうです。
教会を背景にしてアンデルセンが立っています。キリスト教の信仰を持っていました。アンデルセンの作品をつらぬいているのは、信仰と愛する母への思いでした。像の高さは7、8メートルくらいです。
アンデルセンが動いた!
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コペンハーゲンの街中には北欧らしいお店がずらりと並んでいます。間口は狭く、人一人が体を斜めにして入るほどです。中に黒っぽい服の男性が座っているのが見えます。デンマークのお土産を売っているのでしょうか。
黒い帽子の男性が静かにゆっくり動いて、こちらを振り向きます。何か言わなくちゃと焦ってしまいますが、大丈夫です!ほんものかと錯覚するほどリアルなアンデルセンの実物大人形が、右手にペン、左手に本を持ってゆっくり動いているのです。
アンデルセンの足元に中は赤で黒い鞄が置いてあります。アンデルセン愛用の旅行鞄だと思います。アンデルセンは、デンマーク国王や篤志家のおかげで、あちこち旅をして見聞を広めてきました。
生きたアンデルセンに会いたいと思う方は、デンマークのコペンハーゲンに行ってみてください。この人形のことはガイドブックに載っていないようなので、ぶら歩きしている時に出会えると思います。幸運を祈ります。
場所は、デンマークの賑やかな街中、街いちばんの本屋さんを探しに行った時に偶然という感じで入った店なのではっきりお伝えできないのが残念です。ぜひ、行ってみてほしいお店です。日本からのツアー客が行くコースになっているようなので分かり次第お伝えしますね。
アンデルセンは子供が大好き!子供達とツーショットの銅像をご覧ください!
アンデルセンが子供達に本を読んであげています。子供達は、アンデルセンの左足にまとわりついておはなしを聞いています。本は、いつも左手に持っています。
これはアンデルセン博物館にある銅像です。銅像はやわらかい色の白。アンデルセンの右膝に腕を乗せてアンデルセンを見上げている子供の顔をご覧ください。信頼感に溢れています。左手で女の子の肩を抱いている指がやわらかい。アンデルセンは何を話しているのだろう。
薄暗い部屋に小窓から差す光がぼうっとしていて今にもアンデルセンがお話を語るように思えます。「錫の兵隊」か「はだかの王様」か・・・。何を語ったのでしょうか。
アンデルセンがチボリ公園を見ているのはどうして?子供達を見て童話の構想を練ったのです。
チボリ公園は、公園というより世界最古の美しく楽しい遊園地。だディズニーランドの元になったとも言われています。まるで絵本がそのまま目の前にあるというくらいで色は鮮やか、お城のような建物の中にアトラクションがたくさんあります。
中央駅からすぐ近くにあります。観光客がぞろぞろ歩いているので後ろをくっついて行けばチボリ公園に着きます。アンデルセンはチボリ公園に度々、足を運んで子供達が遊ぶ様子を眺めていました。
アンデルセンの像は、とにかく大きい。右手に本を持ち。左手に杖を持ち、首を左に向けて見上げるような格好でにチボリ公園を見ている。像の足元に座って写真を撮るのが良い感じですが、石がつるつるして滑りそうになるので要注意。冬はお尻が冷たくなるほどなので気をつけてください。
オーデンセの立像の高さは?5メートルほど、高いです!
アンデルセンが生まれたのはヒューン島のオーデンセ市です。アンデルセン博物館はオーデンセ市が運営しています。そこに巨大なアンデルセン像が立っています。高さが5メートルほどありますので見上げると首が痛いほどです。広い庭の中にでんと立っているのですごく目立っています。
アンデルセンとツーショット写真は難しいかもしれませんね。彼が立っている台座にしがみつくかっこうになってしまったり、傍にちょっこんと立つ。どのポーズもサマにならない。アンデルセンさん、そんな高いところに立っていないでここまで降りてきてよ、と言いたくなりますが、あなた様はいかがでしょうか。
アンデルセン童話の主人公に会いに行こう!錫の兵隊、裸の王様、おやゆび姫たちを探してね
夕暮れにコペンハーゲンの街を歩いていると、突然、黒っぽい人形のような大きな銅像に出会うことがあり、思わずドキッとして足を止めてしまいます。コペンハーゲンっ子は誰も気に留めないで談笑しながら歩いて行きます。誰も気にしていないのが不思議・・。
アンデルセン童話の主人公達が道の真ん中や端っこにでんと立っている。どれも背が高い。アンデルセン童話の登場人物達があちこちにいると、アンデルセンの世界にすっと入ってしまう。デンマーク人の心の中にはアンデルセン童話の誰かが住んでいるのかなあ・・・。アンデルセンを生んだデンマークはおとぎの国だ。人魚姫、はだかの王様、みにくいあひるの子、雪の女王、豚かいの王子などが国中を歩いているような気がしてしまう。直行便のツアーが出ているので割に気軽に行けると思います。夢の国に降り立ってみるのをおすすめします。。
はだかの王様。
冠をかぶり腹が出ている王様は、国民のための政治より自分の衣装にしか関心がありません。虚栄心の塊。だから、ずる賢い機織り職人達にまんまと騙されてしまいました。
新しい服を国民に見せびらかそうと思って、裸のまま通りを練り歩きました。虚栄心に満ちた愚かな王様の話です。
錫の兵隊。 コペンハーゲンにいます。
または鉛の兵隊。古い錫のさじから作られた兵隊のおはなしです。最後に作られた兵隊は材料のスズが足りなくなり一本足でした。一本足のスズの兵隊は紙を切り抜いてできた踊り子の人形に思いを寄せます。二人の愛の行方はどうなるでしょうか。
一本足の兵隊は彼女が自分のお嫁さんにぴったりだと考えました。これから悲劇が待っていました。紙の踊り子は風に乗って暖炉の兵隊のそばに飛ばされ焼け失せてしまいました。一本足のスズの兵隊と紙の踊り子は、ハート型の小さなスズのかたまりになっていました。
悲しい愛の物語の主人公が、街の中に立っていますから、ぜひ、会いに行ってくださいね。
マッチ売りの少女 アンデルセン博物館にあります。
手にはマッチの束があります。金髪でかたには薄いショール。裸足でうずくまる少女。いかにも哀れで、抱きしめてあげたくなります。
マッチを買ってあげたくなります。マッチ売りの少女のモデルは、アンデルセンのお母さんです。
親ゆび姫 コペンハーゲンにいます。
チューリップの花から生まれた親ゆび姫。ヒキガエルの息子のお嫁さんにされそうになったりカブトムシのおばさんから冷たい仕打ちをされ、助けてくれた野ネズミのおばさんは、金持ちのモグラのお嫁さんになれと言います。
モグラはツバメを踏みつけ、親ゆび姫に結婚を迫ります。でも、大丈夫!助けたツバメの背に乗って地面の底から抜け出し、花の王子と結婚してお妃になりました。アンデルセンは愛する女性を助け、幸せにしたいと願い続けていましたが、一度も報われませんでした。
アンデルセンは悲恋の人でした。実生活が、童話になったのです。子供向けのお話ですが、人生の悲哀を率直に書いてくれたので、おとなの心に深く染み入るのだと思います。
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