ママを悩ませるのが子どものしつけだと思います。子どもが嫌がるシャンプー、歯磨き、ママがてこずる寝かしつけを絵本読み聞かせで解決する方法をお知らせしますね。
髪を洗う時は「シャンプーだいすき」絵本がおすすめ
シャンプーが大きらいでお風呂に行く前に大声あげてギャン泣きする子ども、たいへんですよね。でも大丈夫!絵本を読み聞かせてシャンプーはこわくないと思わせてしまいましょう。
シャンお風呂に行く前に「シャンプーだいすき」というしかけ絵本でシャンプー嫌いから好きへ!
イヌのコロ、ねこのミケ、怪獣さんなどがシャンプーしてゴキゲンになります。子どもといっしょにページをめくって「あ、すごいね!上手に洗えたね!」と子どもに声かけします。
「○○ちゃんも怪獣さんみたいにできるかな?ミケちゃんみたいにできるかな?できるよね、〇〇ちゃん、コロちゃんの頭、ゴシゴシ洗ってあげてくれる?」子どもと一緒に絵本のコロやミケを洗ってあげます。
「えらいね!〇〇ちゃん、ミケのママみたいね!」とにかく褒め続け、読み続けます。こんなお芝居して効果があるの?毎日ギャン泣きしている子でも大丈夫!絵本読み聞かせでシャンプーするという成功体験を持つので、現実の暮らしでもシャンプーできるようになるのです。
絵本読み聞かせが終わって、さあ、お風呂でシャンプーというところで、やはり、逃げる、大泣きするのですよね。そんな時には絵本をお風呂に持って行って、読み聞かせしながらシャンプー大作戦です!絵本が濡れて破れてしまいますね。どうするかと言えば・・・
絵本をビニールで覆ってしまいます。1ページずつサランラップをぴたっと貼り付けておきます。それでもお湯は入ってきてびしゃびしゃボロボロになってしまいますが、お陽さまにあてれば乾きますよ。よれよれになっていますが、気にしなくて良いと思います。
シャンプーさせてくれたらありがたい、と思いませんか。我が家の絵本は、何冊もヨレヨレボロボロになりましたが、捨てないで大事に取っておき、子供達と一緒に「絵本さん、ありがとう」と絵本にお辞儀をしましたよ。絵本がシャンプーさせてくれたのですもの、お礼を言いいたくなります。
ママが、絵本に話しかければ、子どもも話しかけます。絵本が生きているように感じるようになるのです。絵本は生きている、人格を持っているのだと思います。子どもの感性を豊かにすることができるのです。ぜひ、試してみてくださいね。
遊びながら歯磨き好きにしたいなら「はみがきあそび」がおすすめ
表紙の緑色のかいじう君がでっかいお口あけて、右手にでっかい歯ブラシを持って、目玉を中に寄せて歯ブラシをあてていますが、全然、うれしそうじゃない、イヤだねという顔をしています。愛嬌のあるキャラクターが子どもに大受けの仕掛け絵本。安心して絵本に食いついてくれますよ!
ゆうちゃん、子犬のコロ、小鳥のピイちゃん、かいじゅうさんが歯ブラシを持っています。口の絵の部分をぺろりとめくるとお口があーんと明きます。コロやピイちゃんが歯磨きします。かいじゅうさんのお口は特大!めくるのがおもしろい仕掛け絵本です。
かいじゅうさん、ねこさん、子犬などのキャラクターがクチュクチュ、シュッシュッシュ、キュッキュッ、シャカシャカと歯ブラシします。子どもと一緒にページをめくる、かいじゅうやねこの歯に歯ブラシをあてて、シャカシャカ磨いてあげています。
しごしごし、しゅっしゅっしゅっ、きゅっきゅっきゅっ、がしがしがし、と、短い言葉がリズミカルに繰り返されるので子どもはとても良い気分になり、頭にすっと入っていきます。子どもの食いつきを良くするにはちょっと高めの声での読み聞かせが効果的です。
仕掛け絵本を効果的に読み聞かせたらいいの?だんぜん対話式の読み聞かせが効果的です。「チコちゃん、かいじゅうさんに歯ブラシさせてあげる?」「いいよ」「かいじゅうさんのお口、開けてあげようか」「いいよ」子どもにページをめくってもらいます。
「うわあ、すごいお口ね。チコちゃん、かいじゅうさんに歯ブラシしてくれる?」絵本の歯ブラシでゴシゴシやってもらいます。次は本物の歯ブラシをわたして、「ねこちゃんにしゅっしゅっやってあげる?」子どもにやってもらって褒めて褒めて歯磨きは楽しいよと思い込ませます。
歯磨きの最後はお水を口に含んでくちゅくちゅくちゅのぺっ!でキャラクターが勢揃い。ことり、ねこ、いぬ、かいじゅう、主人公のみいちゃんの頭を撫でて褒めてあげます。「チコちゃんがやってあげたからみんな歯磨きできたね。チコちゃん、えらい!お母さんみたい(先生みたい)と褒めます。
対話式参加型で絵本読み聞かせが終わったら、「ママもチコちゃんと一緒に歯磨ききゅっきゅっしてもいい?」とお子さんに声掛けしてみましょう。「いいよ」と言ってくれたらやった!ですね。ダメと言われたら、えーんえーん、歯磨きやらしてくれないと泣き真似してみましょう。
歯磨き習慣はほんとうにたいへんですが、絵本読み聞かせでできるのですよ。ママはこんなにがんばっているのにカリカリ怒りたくなりますよね。私もそうでした。絵本読み聞かせをしつけのツールとして取り込んで怒りん坊ママから脱出できました。ぜひ、試してみてくださいね。
寝かしつける時には「ねないこだれだ」を読んであげよう
寝かしつけはたいへんですよね。「早く寝なさい!」「何時だと思ってるの」子供達に怒りん坊ママと言われてガックリ。あれこれやってみてたどり着いたのが絵本読み聞かせ。子どもは落ち着いて寝てくれました。親が子供より先に寝てしまうこともありましたがOKですよ。
寝かしつけの絵本、たくさんあります。「おつきさまこんばんは」(福音館書店)「だいすきぎゅっぎゅっ」(岩崎書店)「よるくま」(偕成社)「ノンタンおやすみなさい」(偕成社)「おやすみ、はたらくくるまたち」(ひさかたチャイルド)「ねないこだれだ」(福音館)など。
どれを選ぶかは子どもの好みや性格や年齢によってそれぞれですから、いろいろ試してみてください。私がおすすめするのは「ねないこだれだ」です。やんちゃで活発な子どもにはやさしい絵本よりもこれくらいインパクトが強い絵本が合っています。
夜の9時を過ぎても走り回っている三人の子ども達にこわい声で言います。「寝ない子だれだ?おばけが来るよ。おばけさ〜ん、この子、連れて行っていいよ。ママと永遠にさよなら。バイバーイ」泣き真似で子ども達を脅かして布団に誘い込みます。
表紙がインパクト十分です。黒地に浮いてる白いおばけは丸く伸びたお餅のようで足は無い。小さい手がちょこんとついている。目も口も笑っている。ぜんぜんこわくない。泥棒も愛嬌がある。ちぎり絵か貼り絵のような素朴であたかい感じなのが安心できます。
本の形は正方形。左ページには、ふくろうにみみずく、くろねこどらねこ等が文は1行だけ書いてあります。右ページは紺色の地にみみずく、くろねこどらねこやどろぼうなどが描れています。本を開くと左に短い文、右には絵がある構図が子どもにはわかり易いのです。
片手で持てるサイズもうれしい。軽いので布団に入って、仰向けで読み聞かせしても腕がしびれない。文は短くてリズミカル。寝かしつける時の条件にぴったりです。夜中になっても寝ない子をおばけの世界へ連れて行ってしまうといストーリーです。
「おばけの世界へ飛んでいかないでね」「うん、行かないよ。ママがいい」子ども達をぎゅっと抱きしめると安心して寝てくれるのです。これは寝る前のお約束儀式。おばけの絵本を使って寝る習慣づけができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
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