サイパンは慰霊と観光の島、不思議と魅力を探る!

サイパンは常夏の島、きらきらした太陽の光の下に澄んだ海、濃い緑の低い山、のんびりした人々。島についたとたんに来て良かった、幸せな気持ちにさせてくれます。しかし、サイパン島には悲しい歴史があるのです。先の大戦での終わりの頃の激戦地だということです。バンザイクリフ、慰霊塔、放置されている焼けこげた戦車、艦砲射撃で穴が空いている塹壕・・・。慰霊と楽しみの旅に出てみませんか。

成田空港から直行便で3時間30分

成田空港を夜の8時30頃飛び立って、真夜中の2時頃にサイパン国際空港に着きます。予約しておいたホテルからの迎えのバスに乗ります。

ホテルを予約する際に、空港到着の時刻、搭乗便名を必ず伝えて、くどいほど念を押して確認しましょう。日本語が話せるスタッフが常駐するというホテルを予約するのがオススメです。

日本語ができると言っても決まりきった日本語だけだと思ったほうが無難です。ちょっと込み入った話になると、ポカンとされてしまいます。片言でいいから英語が話せるといいですね。

観光ツアーは政府公認ガイドがおすすめ

レンタ自転車やレンタカーで島内を走るのもいいですが、慰霊をされたいなら、日本人の政府公認ガイドに案内していただくのが良いですね。

政府公認ガイドのケイコさんは人気のガイドです。サイパンの海に魅せられて潜りに来ているうちに、潜水ライセンスを取り、同じ目的でサイパンに来ていた日本人と結婚し、サイパンに居着いたそうです。

日本人ばかり8人くらいで満席のミニバスで慰霊の場所に連れて行ってくれ、日本語で説明を聞けるので安心です。写真スポットでは気軽に写真を撮ってくださいます。

ツアー料金以外にも見たい所があれば、料金追加で案内してもらえます。人数が少ないと、軽自動車に乗り替えもあります。なんでもあり、という南国風ですね。

慰霊地めぐりはトイレがないので気をつけて

サイパンで気をつけることはトイレです。暑いからいつでもドリンクを持ち歩きますよね。コンビニでトイレを借りようと思ってはいけません。コンビニも少ない、トイレはありません。

ガイドさんの言うとおり、トイレはありませんからホテルで用を済ませておくのが賢明です。水分を控えめにしておくのも良いと思います。海外に行ったら、まず、トイレ確認しましょう。

海に入るならビーチサンダルを履いて

マニャガハ島は、周囲1.5kmほどの小さな無人島。本島からフェリーに乗って15分ほどで着きます。フェリーは、毎日往復4便。海の透明度も、砂の白さも文句なしの美しさです。

島ではさまざまなマリンアクティビティ―に対応した機材をレンタルしています。簡単な潜水式のゴーグルはオススメグッズです。使い方は教えてくれるのですぐに慣れます。

遠くまで浅瀬になっているので、遠くまで行けるのですが、海の底には尖った石や珊瑚がごろごろしていて痛くて歩けません。ビーチサンダルを持っていくのをおすすめします。

熱帯魚が、お腹のあたりを群をなしてすいすい泳いでいきます。人に慣れているのか、逃げるどころか近寄ってくるのです!つかまえることもできますが、すぐに海に放してあげましょう!

錆びた戦車や大砲が放置されている・・・

大砲

潰れた戦車

 

 

これが戦車、大砲ですか?遠目にはブリキのオモチャのように見えますが、そばで見ると錆びて、腐食して穴があいて、傾いています。ほんとうにここで戦争があったのだと辛い気持ちになります。

錆びて穴だらけの大砲が海を向いているのは、米軍の艦砲射撃に対抗した。上陸して攻めてくる米軍兵士と戦うためだそうです。アニメでも漫画でもない、実際に起きたことです。

バンザイクリフに慰霊碑、ジャングルにお墓

ジャングル崖下のお墓

澄んだ美しい海、さわやかな風の崖にたくさんの慰霊碑があります。碑には日本語で書いてありますので、読まれるといいと思います。

山の胴をくり抜いて部屋にしたという所が作戦本部だった。海側に人の背より高い大きな穴が開いています。米軍の艦砲射撃で大砲の弾が当たったそうです。

崖の下には日本人のお墓があります。お線香をあげたい人はどうぞ、とガイドさんが線香に火を点けて渡してくださる。お供えのお花は、そこらに咲いているかわいらしい野の花をお供えします。

サイパンの食べ物、トロピカルジュース、パン、サイパンコーヒー

サイパンの食べ物の特徴は、アメリカンスタイルが基本です。とにかくでかいハンバーガー、実だくさんのサンドイッチ、甘ーいケーキ、2段3段重ねのアイスクリーム。

ビールのジョッキくらい大きなカップに入ったアイスコーヒー(カップの半分以上に氷が入っている)、トロピカルジュースは、椰子の実、南国のフルーツをミックスしたのやコーラなど。

アメリカンスタイルに南国をミックスしたようなものがほとんどです。サイパンコーヒーは苦味があっておいしい!日本では手に入らないのでお土産にオススメです。

ココナッツオイルは、お値段的にも気楽に買えます。ハンドクリームとして塗ればよく伸びてしっとりします。ただし、日本の冬では白く固まってしまいますから要注意です。

海が好き、泳ぐのが好き、歴史好きの方はサイパンへ!

サイパンは、若い人も熟年の人も行ってほしい島です。サイパン国際空港は、初めに日本軍が作りました。サイパンが米軍に占領されてからは米軍の滑走路になりました。

哀しい歴史の島ですが、南洋独特の明るい陽射し、カラッとした陽気で湿気が少ないので過ごしやすいです。日陰や夜はカーディガンが必要になります。

二泊三日で十分、のんびり英気を養うことができます。歴史と観光、両方やってみたい、三泊は取れないという方にはおすすめの旅になるでしょう!

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